向裔氏系図家譜支流(池城)

資料について

表題に「向裔氏系図家譜支流」とあり、鉛筆書きで「池城」と記されている。内題には「向裔氏系図家譜支流」のほかに「故塩川與人嫡子塩川村〔〕」(後半部分は史料破損のため判読不可能)とある。全体を通して行頭に朱点が捺されており、朱字による追記・訂正も見られる。また、印影が見られないため写本の可能性がある。史料の前半は和系格の系図、後半は個人の記事からなっている。系図部分は、男性には元服後の名前と位階名・童名などが、女性には名前、嫁ぎ先、母方祖父の情報、生没年などが記されている。家譜は、雍正5年(1727)に生まれた「尚氏浦添王子朝満四代下地親雲上朝裔四代荷川取與人朝與三男」であり「朝松塩川與人」から始まる。最後は、光緒15年(1889)に生まれた「宇増呂」(童名)までの記録である。記事はまず、男性一人につき、位階と元服後の名前、童名、父母の情報、生年月日が書かれ、それに続いて王代ごとに、元服に関する記事や、多良間島での公務に関する記事といった個人の業績や履歴が列挙されている。また、冒頭には家督相続に関連する文書とおぼしき史料も収録されている。

資料詳細

資料名 向裔氏系図家譜支流(池城)
カテゴリー 多良間村の家譜
ページ数 51ページ
資料コード 02-02
キーワード 文化財 歴史
情報登録日 2021年03月23日
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