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- 翻 刻
- 現代語訳
琉球では二月と八月の紙焼き祭り(祖先祭
祀)は、
ここからはじまる。
一、また曰く、年回忌の前日は諸事の
念願を捨て去り、ただ祭られている人の「面
願」(詳細不明)を深く思い出し、思いやり
深く悲しみながら
感情を出して祭るべきだとある。
〔 〕であれば、この念願は
〔 〕後々には孝行は
〔 〕。
一、『王制』に曰く、孝子たる者は貧乏
の家であっても祭祀道具は他所から
借用してはならない。もし祭祀道具を
入手できなければ、自身の道具(を求める
ことを)止めて、
祭祀道具を第一にすべきであるとみえる。
琉球ニ有之二八月之紙焼祭
是より相始申候、
一 又曰、年回忌之前日ニ者諸事之
願念を打捨、唯其奉祭者人之面
願を能深思出す親切悲観ニハ
情意差發奉祭候儀与可有之〔 〕
〔 〕得者右之念慮〔 〕
〔 〕向候迄を後ニ孝行
〔 〕難申候、
一 王制曰、為孝子者者雖貧〔乏〕
之家御祭之道具ハ他所より
不可致借用候、若祭道具
不求内者自分道具を召留
祭道具専一ニ可致与相見得候、