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- 翻 刻
- 現代語訳
申し上げるべきである。そのときにはたと
え(父母が)立腹して(父母から)鞭を打たれ、
我が身が血を流したとしても
なやむことなく、さらに孝行の心を持つ
べきであるとある。はたまた三度諫言を
申し上げて聞き入れてもらえなければ、涙
を流して〔 〕。
〔 〕とある。
この心入れは父母がもし病気の時に、子
たる者は医術のおおよそを知らず〔 〕
医者は単なる医者とある。
適切でない医者に診てもらい
回復に努め万が一にも父母の病状が悪化し
たならば、
申上其時譬い腹被立撻を打
我身者雖血流候□ニ疾む事
曽而無之猶以孝敬之心相起
申儀者相見得候、将又三度諫言
申上候而御聞入不被成候ハ丶涙を
流孝〔 〕ク相任□
〔 〕
ニ茂無之〔 〕不□与相見得候、
此心入者父母若病之時為子者
醫術之大概を茂存不申候□
醫者者唯醫者与而已相見得候、
愚成醫者をも申請為致
養生萬一父母之病悪敷