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    風見様ノ事
冬至ヨリ三十七日目ニ東ノウモチアル同四十六日目ニ
クフノクサアル但シ此間ニテ南風吹ク
同六十一日目赤崎ナウルアル
同七十三日目ニ南風吹ク
同七十九日目黒テ瀬ヤホリアリ
 但シ此間ニテコモヘヒヘサアル
同八十六日目ニ二月風マワリアル
 但シ立春ヨリ四十五日目ニアタル
秋分ヨリ四十五日目ニ種子トルアル
 但シ島尻方ハ五日前アル国頭方ハ
 十日后ニアタル、右節入前三日后三日目ニ
 必ずコレアリ候、久米島堂ノヒヤ伝ナリ
春分ヨリ百十日又ハ百二十日ニハ必ズ大風
 マタハ天気悪クコレアリ候、右尤秋分ヨリ
 右ノ通リ也
冬至ヨリ三十七日目ニ東ウモチアル
 但日数十二月二十九日アタル
 同四十六日タウノクサ但一月八日ニアタル

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    風見様ノ事
冬至から三十七日目に「東ノウモチ」となる。冬至から四十六日目には「クフノクサ」となる。ただし、この間は南風が吹く。
冬至から六十一日目に「赤崎ナウル」となる。
冬至から七十三日目に南風が吹く。
冬至から七十九日目に「黒テ瀬ヤホリ」となる。ただし、この間には「コモヘヒサ」となる。
冬至から八十六日目に「二月風マワリ」となる。ただし、立春から四十五日目にあたる。
秋分から四十五日目に「種子トル」がある。ただし、島尻方は五日前にあり、国頭方は十日後にあたる。この節に入る三日前もしくは三日後に必ずある。「久米島堂ノヒヤ」の伝である。
春分から百十日、または百二十日には必ず大風もしくは天気が悪くなる。秋分から右のようになる。
冬至から三十七日目に「東ウモチ」となる。ただし、十二月二十九日にあたる。冬至から四十六日は「タウノクサ」となる。ただし、一月八日にあたる。
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