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未四月 多良間目差 水納目差
塩川与人 多良間首里大屋子>(消し)
口上覚
<粟弐斗五升起>
右、乍恐申上候、私事飯米差迫候付、拜借之願申上、弥弐斗五升起之分者先達而被成下
置候處、去月中旬比ゟ持合之腹病起ヶ間敷有之、麦いもニ而者飯米進兼専粟ニ而取續候
付、最早及払底申候、依之奉願候者御都合之程茂如何敷、恐入奉存候得共、不便之者病
気差発候次第、別段之御取訳を以、何卒本行之分者拜借被成下度奉願候、返上方之儀、
帰帆之上、当年貢同前上納可仕候、此旨宜様御取成奉頼候、以上、
未四月 多良間目差 水納目差
塩川与人 多良間首里大屋子>(この一文は削除)
口上覚
<粟二斗五升起>
右について、恐れながら申しあげる。私は、飯米(食料)に逼迫しているため借用の御願いを申し上げたところ、以前に二斗五升起しの分を許可された。先月の中旬頃から持病の腹病がしばしば起こり、麦芋では食事が進まず、もっぱら粟食で維持していたが、すでに粟はすっかりなくなってしまった。このことから御願いすることは恐縮であるが、(私は)不憫な者で病気を患っているため、特別な事情をくみ取って本行の分(粟二斗五升)を借用させて頂きたい。その返済については、(宮古島へ)帰任した際、今年の年貢同様に納入したい。このことを宜しく(上役へ)取りなしてもらいたい。以上。
