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- 現代語訳
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<多良間島首里大屋子>
宮平良教
口上覚
粟五斗起、
右、乍恐申上候、私事くり舟為才覚方八重山嶋江渡海被仰付、追々出帆可仕候間、何卒
先例通所向ニ被召付、飯米ニ引合、本行之分者拝借被成下度奉願候、左様御座候ハヽ帰
帆之上、日算を以首尾方可仕候、此旨宜様御取成奉頼候、以上、
<塩川村定加勢>
<未>四月 平良仁屋
覚
<野原村杣山筆者砂川仁屋嫡子>
奥平仁屋
右、塩川村定加勢平良仁屋御用筋ニ付而八重山嶋江渡海ニ付、帰帆之間足申渡候、以上、
<多良間島首里大屋子>
宮平良教
口上覚
粟五斗起、
右(粟)について、恐れながら要請するものである。私は刳り舟を入手ため、八重山島への渡航を指示され、追い追い出発するため、どうぞ先例通り所向き(島での支出)での処理とし、飯米(出張経費)に引き当て、本行の分(粟五斗起し)を借用させて頂きたく御願いする。許可して頂ければ帰帆(帰任)した際に、日割りで計算し経緯を報告する。この旨、宜しく御取りなしして頂きたい。以上。
<塩川村定加勢>
<未>四月 平良仁屋
覚
<野原村杣山筆者砂川仁屋の嫡子>
奥平仁屋
右の者について、塩川村定加勢平良仁屋が公務で八重山島へ渡航するため、(平良が)帰帆(帰島)するまでの期間、(定加勢の)足役に任命する。以上。
