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  • 現代語訳

「3
急ち改めて我肝磨け
よ 与所の上の疵も与所の疵ともな
念の入ものに疵やないさめ
た 誰も勤れは世中の鏡
子孫よす(事)事の為となよる
れ 礼儀忘れは闇の夜の小道
我肝とそくなよる歩め苦しや
そ 謗らわんかもな誉らわんかもな
我肝おめつめれ朝も夕(よ)さも
つ 常に思つめれ童よす事や
童しの肝と地ふくたいもの
ね ねたさ腹立や怪我の本たいもの
義理よおめつめて我肝責り
な なま童やても白毛かめとても

「3
急いで自分で改ためることで、己の心を磨きなさい。
よ 人の欠点は人のものだと他人ごとに思ってはいけない。
念には念を入れた自分の心に、疵などないのだから。
た 誰でもきちんとも動けば、世の中の手本、鏡である。
このことを子孫に教訓として語ることで、子孫への為になるのである。
れ 礼儀を忘れることはまるで闇の夜の小道を歩くことと同じである。
転んで自分自身を傷つけることとなり、歩きにくいものです。
そ 中傷されることも、褒められることにも構うな。
朝も夕も常に自分の心の持ちようを考え続けるのだ。
つ 常に子供の頃聞いた教訓を、心に問い続けなさい。
子供の頃の清らかな心は、人の生きる道の基本なのだから。
ね 妬みや憎み、怒りというものは自分や人を傷つける原因となる。
物事の道理をよくわきまえて自分の心を鍛えなさい。
な 今は子どもであっても、成長して老人になっても
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