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  • 現代語訳

「2
一事ちゆにすりは為となよる
ち 知のさある人や世の中の手本
朝夕勤とて沙汰よ残し
り 利根偽や芥子花こゝろ
風やそかなてむ落の繁さ
の ぬがくれしやともて油断とむするな
あ〔欠〕た〔欠〕仇になよめ
る 瑠璃の玉と〔欠〕て肝の持てなしや
疵つかぬ間のたからたいもの
を 男生ても女生ても
油断さんものと我胴[ドウ]や持ふる
〔欠〕我身に疵すあらは我の疵直し
人の疵謗て益やないさめ
か 隠〔欠〕かくされめ人の過や

2
ひとつの事でも 実行すれば世の為となるのである。
ち 智恵や才能のある人物は世の中の手本となる。
朝夕の学びをしっかりとして、後世に名を残すのである。
り 根も葉もない偽りは芥子の花のようなもので、
風が吹かなくとも、たくさん落ちていく定めです。
ぬ どうして学業や仕事が苦しいからといって、由断してはいけない。
ひろく働きをすることは自分の為にならないことはない。
る 瑠璃の球のように、心を大切にしなさい。
キズがつかない間はまさに宝である。
を 男に生まれても女に生まれても、
しっかりと由断しないことが自身を律することにつながる。
わ 私に欠点があれば自分で気づき、直しない。
人の欠点に気づいたら、それを指適しても互いの利益になることはない。
か 人の過ちは隠そうとしても隠すことはできない。
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