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*♯1-4では春規の条目に同文の褒賞記事があるが、本家譜で春規の項目では対応する条文(同治5年)がなく、その条文の途中からの記事が差し込まれている
一緞拜領之
右者恐申上候、愚母事、行歳八十一相成候付、去歳
冊封被為済候為御祝儀本行之員数拜領被仰付誠以冥加難有仕合、謹而頂戴仕申候、依之奉頼(朱書き訂正「願」)候者右式冥加之次第子孫江相傳仕度奉存候□(間ヵ)、何卒私禄(*♯1-4では系禄とあり)ニ仕次候様被仰付被下度奉願候、此旨宜様御取成奉頼候、以上
 寅十二月            ★仲筋村宮良★
                   池間仁屋

一緞を拝領した。
 右のものについて恐れながら申し上げる。愚母は八十一歳であったので、昨年、(国王が)無事冊封を済まされたことのお祝儀として、本文(宝蔵一・白布一緞)にある品の拝領を命じられた。誠に名誉なことでありがたいことで、謹んで頂戴した。このためお願いするのは、この名誉なことの経緯を子孫へ伝えていきたいと考えているので、どうにか私の系録(家譜)に記すことを許可頂きたくお願い申し上げる。この件について宜しく取りなして頂きたく依頼する。以上。
 寅十二月            ★仲筋村宮良★
                   池間仁屋
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