6ページ目
- 翻 刻
- 現代語訳
壬辰たうし苧根次、此時分社能、但おふりあかり[ ]甲辰たうし苧次不申候得者、
ふれ星あかり候間、辰時めのむてと申候、此時分廿日程とれ候間、雨ふり申候、麦種子、
廿日
まへしあかりめへるく仕雨降申候、此時分麦蒔たちきあかりめけめやと申候、此とき廿日程雨降申候、其後より粟蒔時分ニ而、此より先ニ而萬草おひ立候故粟ほそく候、
おふらあかりめいへく仕候、此時分粟蒔時分ニ而〔 〕、ひるまよりよいひるま迠粟蒔時分能〔 〕節入候而、六七日後米種子おるし候而〔 〕、
祖親命日逢良歳
裔子孫共呈祭香
廿日
〔 〕雨が降る。この時期は「麦蒔きたちきあかりめけめや」と言う。この時期には二十日間ほど雨が降る。その後から粟を蒔く時期となり、その後にいろいろな草が生えてくるので、粟は細くなる。
〔 〕この時期は粟を蒔く時期で〔 〕、昼間から〔 〕までは粟を蒔く時期として良い。〔 〕が入って六、七日後に米種子を〔 〕、
祖親命日逢良歳
裔子孫共呈祭香