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倒そ候時分相成候ハ丶、無間違持入幷手入方可入念候、
右点書之通、随分入念以後共最通村(衍字)村中下知方を以可入念候、若不念之稜相見得候得者私共江も何分ニも御沙汰被被(衍字)仰付被下度奉存候、以上、 老人中
一筆致啓上候、弥御堅國(固ヵ)ニ被成御勤〔務〕奉存候、先以乗舩之儀、去ル四日酉頭〔  〕伊良部之内、川尻泊江潮懸、次日四ツ時分漲水泊入津、旦那御始私茂奉着罷居申候間、御心安被思召候、此等之吉左右為可〔申上〕如斯御座候、猶期後喜之時候、恐々謹言
  三月十五日       狩俣首里大屋子
一筆令啓入候、家内中弥無異かま到而息災遊居候半、珎重存候、乗舩之儀、去ル五月廿一日漲水出舩翌廿二日七ツ時分慶良間嶋近走通候砌、風辰巳之間相成那覇之様叵乗入候付、同嶋阿室

収穫する時期になったならば、確実に(畑に)入れて、さらに手入れをしっかりとおこなうべきである。右の条文の通り、ずいぶんと念を入れてこれまでと同じように村への指示を丁寧におこなうべきである。もし不注意のことが発覚したら、我々にもどのようにも処罰を下していただきたい。以上。           老人中
一筆啓上する。ますますご健康にお勤めをされておられることと存じる。先日、(我々の)乗り船については、去った四日の酉頭(日暮れ前)に伊良部の川尻泊に潮懸かり(風待ち)をして、翌日の四つ時分(日の出から4時間後ごろ)に漲水泊に入津した。旦那をはじめとして私も到着しているので、ご安心していただきたい。このよい知らせをお伝えするためにこのように(書状をしたためて)しているところである。さらに後日のよろこびを期待している。恐々謹言。
  三月十五日               狩俣首里大屋子
一筆申し入れる。家内はみな変わることなく、かま(人名か)もとくに元気に遊んでいることであろうと結構なことと存じる。(我々の)乗り船については、去った五月二十一日に漲水港を出船して、翌二十二日の七つ時分(日の出もしくは日の入りの約二時間前)に慶良間島(慶良間諸島)の近くを航行した際に、風が辰巳の間(北西)になったため那覇港へは進入しにくくなった。そのため、慶良間島の安室泊という場所で潮懸かりをして、十五日間、同所(安室泊)
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