12ページ目

ページ数:012(全13ページ中)
  • 翻 刻
  • 現代語訳

  ちゆてあまた蔵内つんつきる
一 三番人毎家内治め夫婦題目睦敷
  兄部弟とに至るまで
一 四番朋に互の交りや■に偽りさんことに
  互に実〳〵ち行るよる
一 五番おはへの銭金やあまこまありちゆて
  犯り噺し職事立ちゆ浅まし〔欠〕
一 六番賢しこれ人おるや朝夕〔欠〕せり
  請て家内と噺ゝ有〔欠〕ふさ
一 七番七十年なてを意言事助て
  からめけハ■そつきくちさんなよか
一 八番長命果報なもの子孫銭かね
  あ〔欠〕たらて浮世渡よす楽な事
一 九番九十の生れ日に琴や三味せん

  多くの蔵に溢れる程に積むことだ。
一 三番。人の所帯毎に夫婦の題目は仲良くすること。
  これは兄弟までも同じように睦まじくすること。
一 四番。友達との交流では、お互いに嘘偽りのないように
  お互いに真実をおこなうように
一 五番。金銭というものはあちらこちらにあるけれど
  犯罪や噂することは職分にあわぬ事で浅ましいことだ
一 六番。優れている人〔欠〕
  請て、所帯打ちで話し〔欠〕
一 七番。七十歳になって意言事をおっしゃれば(不明)
一 八番。長寿は果報なものである。子孫へ金銭
  (不明)世間を渡ることは楽な事である
一 九番。九十歳の生れ日に琴や三線で
横にスクロールをして閲覧してください