(阝+詹)園伊呂波哥及意見口説
資料について
この資料は鄭順則作と伝わっている「いろは歌」が綴られている。各歌にひらがなとカタカナを歌の両側に配して、いろは順に47首の琉歌が収録されている。また、伊呂波哥の後には「異見口説」というタイトルで口説が2種類収録されている。「異見口説」と同系統の歌は、奄美の伊仙に伝わる民謡と、沖縄本島で伝承されている「十番口説」があるが、本資料に収録されている「異見口説」と全く同じ歌詞の内容ではない。さらに、2種類のうち、後半の異見口説は本資料でしか確認できない貴重なものである。