御願書-琉球王国時代末期か(筆写年代不明)-作者:未詳

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本資料は、組踊「忠臣仲宗根豊見親組」の劇中に用いられるものである。与那国島にいる鬼虎を征伐しに行くため、「祥雲寺御室前」「弁財天堂御前」の神に航海の安全、討伐成就を願ったものであり、願いを求めたのは仲宗根豊見親、金盛豊見親、金志川豊見親、祭利金豊見親、那喜太知豊見親、知利真良豊見親、土原豊見親の7名である。劇中のひとつの演出であるが、近世末期の神への願書の形式をもっている資料と言える。
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